こんにちは!uru(@uru_)です。
外でも中でもiPhoneやスマホなしでは生活できない!という人にとってモバイルバッテリーは充電問題を解決してくれる強い味方。使用頻度が多ければ、いっそ煩わしいケーブルもいらないMagSafe対応のものを検討している人もいるのではないでしょうか。
実際、iPhoneユーザーの私もCIOのハイブリットモバイルバッテリー(5000mAh・150g)を購入し、外で持ち歩こうと思いました。ただ、使用してみると不満点もありました。
結論から言うと、iPhoneユーザーならMagSafe対応モバイルバッテリーは持ち歩きにオススメしません(その代わり、おうちバッテリーとしては超オススメします)
iPhoneユーザーにMagSafe対応モバイルバッテリーを持ち歩きに勧めない理由
おすすめできない理由は以下の2点です。
- iPhoneだと7.5W充電しかできない(Androidは10Wまで)
- 計算上1回フル充電できるが、実際には難しい
iPhoneだと7.5W充電しかできない
MagSafe対応iPhoneは12以降のモデルになります。ケーブルなしで充電できるという点では煩わしさがないのは確かに最高なのですが、問題は充電が「7.5W」までだということ。簡単に言ってしまえば、充電が遅いということになります。
わざわざケーブルなしで充電したい理由は充電しながら何かしたい(動画やSNSなど)からではないでしょうか。ところが、MagSafeは急速充電ではないため、何か作業しながら充電しても、一向に電気が溜まっていかないという状態が起こります。
結果的に、モバイルバッテリーをずっとiPhoneに接続し続けなければならなくなってしまいます。手軽どころか、逆にバッテリーを持ち続けることになり、煩わしさから逃れるという当初の目的から矛盾してしまいます。
ちなみにCIOのモバイルバッテリーの場合、USB-Cケーブルで接続すれば20Wで早く充電することも可能です。が、それだと普通のバッテリーの使い方と同じなので、本来期待している効果とは異なってしまいます。
計算上1回フル充電できるが、実際には難しい
MagSafe対応のモバイルバッテリーの容量は5000mAhのものが多いです。これは理論値ではiPhoneであれば約1回フル充電できる容量です。
しかし、先ほど述べたように、使用しながら充電するという使い方をすれば、フル充電は難しくなります。使っている間だけ充電が若干増える程度、という結果になるため思っていたため、あまり期待した充電効果が得られません。
持ち歩き利用なら10000mAhの急速充電対応モノがベスト
以上の理由から、個人的にはMagSafe対応のモバイルバッテリー(5000mAh)を外に持ち歩く用に使うことはあまりオススメしません。
代替案として、もし外で持ち歩くためのモバイルバッテリーを持っていくなら、10000mAhの急速充電対応のものがおすすめです。
特に重要なのは、急速充電(PowerDelivery(PD)やQuickCharge)であること。要は短い時間でさっさと充電を済ませてしまう方が手っ取り早いです。また、10000mAhは5000mAhより2倍の容量がありますが、バッテリーの重さが2倍になるわけではないので持ち運びも苦にならず、量的にも安心感につながります。
個人的におすすめなモバイルバッテリーは、同じくCIOが販売している「SMARTCOBY PRO」。30Wと高出力のため、iPhoneだけでなくタブレットやMacbook Airまで充電できる代物です。
5000mAhのCIOハイブリッドワイヤレスバッテリーより2倍の容量があるCIO SMARTCOBY Proですが、サイズはむしろ一回り小さめ。クレジットカードとほぼ同じ暗いです。
ただし厚みはやや大きめ。重さも183gなのでCIOハイブリッドワイヤレスバッテリーよりは重くなりますが、これで容量が倍なら許されるかなと思います。
MagSafe対応バッテリーはむしろおうちで役に立つ
さて、先ほど散々悪いところを指摘してしまったMagSafe対応モバイルバッテリーですが、持ち歩き用ではなく、おうち用のバッテリーとしてなら最高の相棒になってくれるのではないかと思います。
例えば、CIOのハイブリットモバイルバッテリーであれば次のような良さがあります。
- 充電しながら持ち歩ける
- パスツルー充電に対応(iPhoneを充電しながらモバイルバッテリーも充電できる→通常の充電器として使用可能)
家の中でも充電しながら持ち歩きたい
家に帰ってスマホを充電しても、やっぱり別の場所で使いたくて充電を抜いてしまう、ということありませんか?モバイルバッテリーは家の外で使うものと思われがちですが、家の中で動き回る際にも結構役に立ちます。
また、外以上に家の中の方が身軽な方が良いもの。モバイルバッテリーは軽い方が良いし(その気になればすぐ充電できるし)、ましてやケーブルなんて持ち歩きたくないものです。この条件にMagSafe対応モバイルバッテリーはとてもピッタリ合います。
CIOのハイブリットモバイルバッテリーはスタンドもついているのもGood!
ちなみにApple WatchやAirPods Proも充電します。複数のデバイスを持っている人にはさらにCIOがオススメです。
パスツルー充電はおうちバッテリーのためにあるようなシステム
もう一つ重要なのは、先ほど紹介したCIOのハイブリットモバイルバッテリーには「パスツルー充電対応」であるということ。充電器にセットしたiPhoneを充電しながら、モバイルバッテリー本体も同時に充電できるものです。なのでモバイルバッテリーの残量をあまり気にせず充電し続けることができるわけです。
過充電を防ぐため、充電し終わったモバイルバッテリーはケーブルを抜くのが無難です。
スタンド型のモバイルバッテリーも登場(ただしお高め)
モバイルバッテリーといえば、2022年4月にAnkerがMagSafe対応のモバイルバッテリー搭載のスタンドを販売しました。スタンドで充電しつつ、たまにバッテリーをつけたまま持ち歩くこともできるスタイルは、この記事でも紹介している使い方と同じです。
ただこのスタンド、価格が12000円以上とやや高めです。それであればMagSafe対応のモバイルバッテリーを1つ買った方がコスパが良いでしょう。
おわりに:モバイルバッテリーは家の外と中で使い分けるのがベター!
iPhoneを使っているのであれば、持ち歩き用は10000mAhの急速充電対応のものを、おうちの中で使うならケーブルの煩わしさのない5000mAhのMagSafe対応モバイルバッテリーを個人的にはオススメします。
といっても、これからもっと色々な特徴を持ったモバイルバッテリーが登場すれば、使い方はさらに変わってくると思います。一つの使い方に固執せず、柔軟に使い分けしていけると良いですね!
それでは良きモバイルライフをお過ごしください!!