こんにちは、uru(@uru_)です。
この記事を見ている方は、次のような方が多いのではないでしょうか
- iPad Pro 12.9インチが欲しい(もしくはすでに持っている)
- でも重さが気になっている(カバーなどはもっと軽いといいなぁ・・・)
結論から言います。「重さが気になっている」時点でSmart Keyboard Folio(スマートキーボードフォリオ)を購入することは絶対におすすめしません。自宅や職場の中で移動する程度であれば全く問題ありませんが、もしほんのちょっとでも外出時に持ち歩くといったモバイルとしての使い方を考えているのであれば、あなたが取れる選択肢は下記の3つです。
- Smart Folio(スマートフォリオ)を選ぶ
- キーボードが使いたければ、別途用意する
- そもそも12.9インチを買わない(買って後悔したら、次回リサイズする)
この記事では特に1番目の「Smart Folioを選ぶ」ことで重さを増やさないことの重要性について書きます。
後日、純正よりも良いカバーを見つけました。これから購入を検討している方はぜひ下記の記事を参考にしてください。
Smart Keyboard Folioは、重い
Smart Keyboard Folioの良い点3つ、悪い点4つ
以前私はiPad Pro 12.9(第4世代・2018年モデル)についての記事を書きました。iPad Pro、すごくいいです! 使いやすいしサクサク動きます。Apple Pencil(第2世代)も申し分なく活躍しております。
ただし、全く不満がなかったわけでもありません。
唯一、問題を感じたのはSmart Keyboard Folioでした。後日私はSmart Keyboard Folioはメルカリで売ってしまい(出品1分で即売れた)、キーボード無しのSmart Folioに買い換えました。
下記のような良いところがありました。Smart Keyboard Folioは単体としてはとてもよくできたデバイスだったと言うのが個人的な感想です。
- Smart Keyboard Folioは打点感がよい
- 2段階の角度調節がちょうど良い
- 接続が簡単
ただし、単体としてはよかったと言うのが、実は1番のボトルネックでもあります。
逆に残念な点は下記の4点に尽きます。
- iPad Proの重量を加算すると重すぎる
- 分厚すぎる
- iPad ProはノートPCの代わりにはなれなかった
- Apple Pencilで手書きするちょうど良い角度がない
悪い点1: 重すぎる問題
iPad Pro 12.9は作業領域が広い点が11インチにはないステータス。そして幅広なので、本体単体でなら実はそれほど重くは感じません。
ところがSmart Keyboard Folioを足すと1 kgを超えます。ノートPCと異なり、手のひらでページを開いたりメモを取ったりする持ち方になります。この1kg越えは想像以上に致命傷でした。
悪い点2: 分厚すぎる問題
キーボードが付属する分、分厚くなります。Macbook Proよりも厚くなります。最初は自分が我慢できるかなぁと思ったけれど、やっぱりダメでした。
悪い点3: ノートPC代替になれない問題
一番致命傷だったのはやはりこれ。しつこく言いますが、iPad Proは非常にサクサク動く便利な道具です。
ですけど、ノートPCの代わりにはなれませんでした。あくまでタブレットです。
そうなると、もはやキーボードってある必要がほとんどなくなってしまうのです。なくても画面上で打てるし、12.9なら両手でローマ字入力しても長文でなければむしろ画面だけでも十分快適です。
そしてそれ以上に有り余るほど、Apple Pencil(第2世代)が超便利なんですよ。手書きの方が圧倒的に感覚的に素早くまとめたいことをまとめられる。そんなアイデア出しやメモだったらキーボードでは全く歯が立ちませんでした。
悪い点4: Apple Pencilで手書きするちょうど良い角度がない
2段階の角度調整が可能なSmart Keyboard Folioですが、どちらもタイピングする場合の調整です。テーブルより少し角度をつけて手書きしたいといった調整ができません。わざわざiPad Proを購入してApple Pencilを使わないというのはあまり想定できない使い方です。メモや絵を描きたい人にとってちょうどいい角度が存在しないのは致命的です。
Smart Folioを選んで重さを減らす!
次は、買い換えたSmart Folio(※Keyboardなし)の話です。私は上記のような後悔があったので、軽さと手軽さを優先するするSmart Folioの購入に踏み切りました。
iPad Proに装着した様子は、キーボードありもなしもあんまり変わりません。溝が1本多いだけです。
背面もしっかりカバーされているのがFolioの特徴。
12.9インチは全体が広い分、カバーが相対的に薄く感じます。厚さは約1cm。キーボードありからすれば、大きく薄くなった印象がありました。
立てた時はこんな感じ。
Smart Keyboard Folioは一段浅い角度ができましたが、あれはキーボードを打つという前提がある場合に役に立つ角度でした。単なるビューアーとしてなら、角度1パターンでも全く問題がありません。Smart Keyboard Folioのスタンド部分は硬い素材でできていて、そこが地味に重さを増やしている要因でもありました。
Apple公式ストアのレビューでは、不安定だなんだと結構酷評が目立つSmart Folioですが、私の第一印象では特にそういった点は気になりませんでした。十分安定しています。
もう一つは角度をかなり浅くしたパターン。
iPad Proに必要な角度はこれでした。これが手書きの一番書きやすい角度。ほんのちょっとの傾斜でよかったんです。
これがSmart Keyboard Foliodではできなかったというのが個人的にはドナドナした最大の決め手となりました。
最後に片手持ち。
これで重さは900g弱くらい。12.9インチというサイズを考えれば軽いといったら嘘になりますが、iPad Proの薄さ軽さがまだ生きている重さに収まっています。私はビューアーとして使う時間もかなり長いので、12.9インチの読みやすさは軽さによって支えられています。
おわりに:失敗から学ぶiPad Proの真価
購入当時はノートPCの代わりになることを期待してSmart Keyboard Folioを足しました。結局大体にはなれませんでしたが、PadとしてiPad Proはある意味完結したデザインに行き着いたのではないでしょうか。キーボード単体がどんなに優れていても、完全に蛇足でした。
この記事が、iPad Proの重さで悩んでいる人のお役に立てば幸いです。
今回はiPad Pro 12.9インチの重さが木になる場合の選択肢のうち、1つ目の「Smart Folioを選ぶ」を紹介しました。
- Smart Folio(スマートフォリオ)を選ぶ
- キーボードが使いたければ、別途用意する
- そもそも12.9インチを買わない(買って後悔したら、次回リサイズする)
筆者は後日iPad Pro 12.9インチから11インチに乗り換えました。その結果Smart Keyboard Folioの重さ問題は解決し、今ではメインキーボードとして利用しています。
残りの選択肢は別の記事で紹介していますので、よかったらご参照ください。
モバイル性能を重視するなら、iPad Pro11インチを買うのがおすすめ
3番目の「そもそも12.9インチを買わない(買って後悔したら、次回リサイズする)」については、私は2020年の新型発売のタイミングでリサイズしました。iPad Proの重さ問題については下記に改めてまとめました。もしよかったらご参照ください。
キーボードを別途用意するなら「KEYS-TO-GO」がおすすめ
2番目の「キーボードが使いたければ、別途用意する」ですが、私はロジクールの「KEYS-TO-GO」を4年以上愛用しています。モバイルキーボードとしてはやや割高ですが、軽くて打ちやすく、飲み物をこぼしても大丈夫という作りが気にいっています。もともとiPhone用として買いましたが、現在はiPad Proとセットで使うことが多いです。
追記:もっと良いキーボードを見つけました!
Ewinの折りたたみ式Bluetoothキーボードの打ちやすさはロジクールの「KEYS-TO-GO」以上でした!しかも安い!!
持ち運び用のBluetoothキーボードの選び方は下記の記事にまとめました。参考になれば幸いです。
激しく同意。