こんにちは、今年の目標の1つは「住まいの環境を素敵にする!」こと掲げているuru(@uru_)です。生活上のちょっとした不便、既製品では解決しにくい問題をDIYで解決できるスキルが身につくと、より自分の生活環境にあった住まいづくりが可能になり、QOLも向上します!
今回紹介する、私がDIYで作った、縁台(縁側または濡れ縁)もその1つ。使用した材料は2×4(ツーバイフォー)材のみ。普通に座ることを想定した市販の縁台では、2×4ほど厚い木材はあまり使われていません。しかし私が作った縁台は市販のものよりも丈夫でロングなものです。これから縁台を作りたいという方のお役に立てば幸いです。
DIYの動機: アホみたいに高い物干し金具への対抗処置
なぜ私は丈夫でロングな縁台をDIYで作ろうと考えたのか。作り方の前にそのモチベーションを少し紹介します。先に言っておくと、縁台のDIYはそれなりに重労働です。DIYは始めたら最後、作り終えるまでやめられませんので、モチベーションはとても大事です。
我が家は1階庭付きの賃貸物件です。壁に備え付けの物干し金具があり、物干し竿を通して洗濯を干します。
ところがこの物干し竿がやたら高くてものすごく不便!あまりに高くて、洗濯物が写真に写ってない!!
どのくらい高いかというと、身長170cm弱ある(※若干サバ読んだ)私でも背伸びしてやっとハンガーを物干し竿にかけられるくらい。
身長150cmの妻、涙目。
窓から地面までの高さもあるのでせっかく庭があってもこれじゃ窓から外に出るのも一苦労。庭付きなのに持ち腐れ状態でした。
そこで、窓の高さピッタリで、洗濯を干すとき歩いてもぐらつかない強度のある縁台が欲しかったんです。
2×4材でDIYする縁台(縁側)の作り方
必要な材料を揃える
今回使用した材料はざっと以下の通りです。
- 2×4材(ホワイトウッド) たくさん
- 塗料(水星ステイン) 1.4L
- ステンレスコーススレッド
今回2×4材がかなり多くなったので「オカモク楽天市場店」で購入しました。カットが多い場合や、まだDIYに慣れていない場合はネットであらかじめカットまでお願いしてしまうと楽ですよ!(若干コストは高くなりますが…)
上の写真のうち、手前の長い2×4材3本と2×10材は別目的(ハンガーラックのDIY)で使用。それ以外の周りにある木材が縁台作成に使用した木材全てです。自作ハンガーラックは別の記事でまとめたので、もしお時間があったらご覧ください。
では早速縁台を作っていきましょう。
サンダーをかける
まず、これらの木材をサンダーでヤスリがけします。非常に地味な作業ですが、これをするかしないかで塗装後が雲泥の差になりますので、手が抜けられません。
項目の説明としてはこれだけですが、作業はとても時間がかかります。
縁台の土台となる木枠を作る
次に、長めにカットした2×4材を使って土台となる木枠を作っていきます(土台の写真は後ほど登場します)。接合に使用するのはステンレスコーススレッドです。
普通のユニクロメッキの場合、風雨で錆びてしまうのでちょっと高いけどステンレスのものを使用します。
枠ができたら、足を踏む部分を作っていきます。まずは木材を並べてみます。
雨水を逃がすために、隙間を開けて等間隔に並べます。
置き方のポイントは、下の手順でやると良いでしょう。
- 両端に板を置いた後、長さを測って中央に板をおく
- さらに端と中央の真ん中に板をおく
- これを繰り返していき、等間隔になるよう板を置いていく
これに全て下穴を開け、その後コーススレッドをインパクトドライバーで打ち込んでいきます。
ちなみにこれが途方もなく苦痛な作業でした。
・・・完成した図がこちら。
裏はこうなっています(ようやく木枠登場)。
縁台の足を作る
次は足をつけていきます。長さの違う2×4材を合体させて4×4の状態にして、枠と足をつなげていきます。
ただしこれだと横方向の力には弱くなってしまうので、前と後ろの柱を支える板を一枚かませてやります。
ひっくり返すと・・・
ところで、写真を見た方はすでにお気づきかもしれませんが、奥にもう1つ縁台の木枠があります。実は今回、同じ縁台を2つ同時に作成しております。したがって、これまで紹介した作業も、全て2倍になっております。
塗装する
最後は塗装です。これが一番楽しい作業ですね!
塗装に関しても、屋外で使用することを前提に準備します。塗料にはカインズホームで売っている水性ステインを使用しました。ちなみに色はウォルナット。
プライベートブランドでだいぶ予算を削減しております。一応、撥水・防虫・防カビ使用となっていますが実際どの程度の耐久力なのかは、実際に使って検証して見たいと思います。
これを先ほど組み立てた濡れ縁に塗っていきます。
塗る前と塗った後をちょっと比較してみましょう。
まず、塗る前。
そして、塗った後。
今回は2度塗りまでしています。光の当たり加減でだいぶ印象が変わる色ですが、色はウォルナットなどで、結構渋めな方です。それでも、木目は結構はっきり出ていて綺麗です。
完成!
では、改めて、完成した縁台をご紹介します。何もなかった庭に・・・
縁台が登場!
・・・そして、なぜか逆に雑草がなくなっています。不思議ですね、フフフ。
光の加減で結構見え方が変わります。
塗りムラはそのうち直すとして・・・。
最も重要なのは、洗濯物が届かない問題を解決できたかどうか。
横から見るとよく分かりますが、今回の縁台は窓枠と高さをぴったり合わせて作っていて、高さも50cmくらい持ち上げています。
これなら洗濯物も余裕で取れますし、2つの部屋を外から行き来したり、縁台に座りながら
遊んだり別の作業をしたりすることができるようになります!
これで問題解決ですね!!!
おわりに:DIYで家の問題を解決できる!
2018年に入ってから、私のような賃貸住まいでもDIYって流行っていますよね。今や情報はいろんなところにありますので、木工は中学の技術でおしまい、という方でも比較的簡単に取りかかれますよ!
ちなみにDIYはインテリアデザインをよくするためにやる人と家の問題解決のためにやる人と、目的が人によって少し違います。
私の場合は、インテリアも興味はあるけれど、主な目的はやはり家の環境に潜む問題を解決することです。
今回の情報がお役に立てば幸いです。そして、もしよろしければ、同時に作っていたハンガーラックの記事もぜひお楽しみください。