2016年7月から販売開始されたアクセラの
大幅改良が加わったマイナーチェンジモデル。毎日楽しく乗ってます。
2016年のビックマイナーチェンジで新たに加わった
1.5Lのクリーンディーゼル搭載の15XD。
私が乗っているアクセラも15XDだが,パワーは必要十分で
険しい坂道もスイスイと全くストレスがない。
なのに,ディーゼル特有のカラカラ音がCX-3よりさらに軽減されており
非常に優れていると言っていいだろう。
ただし,デミオやCX-3に比べてアクセラは車体重量があるので
気になってくるのが実燃費。
以下の記事では「最もカタログ燃費に近い実燃費に近いクルマ」とも
紹介されていたが,実際のところはどうだろうか。
この記事で述べられていることは,かなり信頼できる。
特に実燃費については,私も同意見だ。
カタログ燃費に正直なアクセラ・マイナーチェンジモデル。
まず確認しておきたいのは,アクセラのカタログ燃費。
この記事では15XDに限って述べていく。
15XDのカタログ燃費は21.6km/Lである。
では,実際の道路での走行はどうなのか。
ここで提示するのは,2016年8月に愛知経由で静岡ー長野間を往復した際の
実燃費について紹介しようと思う。
※長野に行った際の記事はこちら
具体的には,浜松・篠原から国道1号線,国道23号線を使って
愛知・蒲郡まで下道を走った場合と,
音羽蒲郡ICから東名高速道路に入り,
豊田JCT経由から伊勢湾自動車道,東海環状自動車道,
土岐JCTから中央自動車道から長野ICまで高速で走った場合である。
復路はこの逆であり,コースは同じである。
国道(バイパス)を走った場合の実燃費
国道1号線および国道23号線は1車線ないし2車線の道である。
特に愛知の国道23号線では信号機がほとんどない1車線が続き
概ね60〜80km/hのほぼ一定速度で自動車が走行している。
一般的に,自動車が最も燃費良く走れる速度といっていいだろう。
この時撮影した,アクセラの実燃費がこちら。
カタログ燃費21.6km/Lを超えている。
ちなみに写真は撮れなかったが,
実際には23km/Lまで平均燃費は表示されていた。
また,瞬間燃費では最大で45km/Lと表示されていて驚愕した。
当時の道路状況からして,多少速度が40km/hまで遅くなったり早くなったりと
自然渋滞が発生したことを鑑みると,
もう少し燃費よく走れた気もする。
ただ,この時燃費に気をつけて細心の運転をしていたわけではないことは
強調しておきたい。
したがって,60〜80km/hで走行できる信号機の少ない国道などでは
おそらくカタログ燃費21.6kmLを出すことはそんなに難しくないはずである。
高速道路を走った場合の実燃費
高速道路では約4.5時間の走行中で往復ともに1回休憩したが,
道に渋滞は起きておらず,ほぼ100km/hで走行した。
復路で東名高速道路に入った後に撮った写真が以下の画像。
19.3kmと,さすがに国道を走った時に比べると燃費が下がっている。
しかしこれでもディーゼルエンジンとしては燃費が悪いとは言わないだろう。
一般道で使用した場合の実燃費
最後は特に写真があるわけではないが,普段主に通勤で使用している
一般道を走行した際の燃費について簡単に説明する。
普段の私の通勤距離は往復で24kmといったところ。
信号機も複数あり,またアップダウンの激しい道もある郊外の田舎道である。
普段使いでの実燃費はだいたい18km/Lといったところである。
しかし,買い物等で街乗りすると16km/Lまで落ちることもある。
やはりここまでくると,プリウスのようなHV車の方が燃費は良いだろう。
おわりに:実燃費とエンジン性能を考えると郊外では圧倒的有利。
最初にも述べた通り,アクセラ・マイナーチェンジモデルの1.5Lディーゼルは
カタログ燃費が実燃費に限りなく近いと言っても過言ではないだろう。
特にこの車は私のような田舎者,もとい,郊外での利用を前提とする場合には
燃費とディーゼル本来のパワーが存分に生きるだろう。
余談だが,ディーゼルエンジンの良さといえば燃料である軽油の安さが売りである。
実際にどの程度か一例を紹介する。
今回紹介した長野までの走行のうち,愛知ー長野間の走行は681.2kmであった。
実燃費が19.3km/L,そしてこの時普段使いのガススタンドの軽油は85円/L。
ここから計算すると燃料費は小数点以下切捨で往復3000円。
最近円高で価格があがっているとは言っても
ガソリンより常に20円安い軽油のメリットはデカい。
郊外使用ならカタログ燃費37.2km/Lのプリウスともトントンかそれ以上だろう。
カタログ燃費が実燃費に近いというのは
購入者としてもとても嬉しいことである。
今回紹介したのはあくまで一例であり,信頼性のあるデータとは言い難いが
参考程度に役に立てば幸いである。