読書好きにとって書籍にかかる費用は結構無視できない。
そんな人にとってもしかするとKindle Unlimitedという読み放題サービスは
革命的かもしれない。
一部流れている噂では,月額980円で55000冊と数千冊のオーディオブックが
対象となるらしい。
実際魅力的だけれど,どのような本やオーディオブックが対象かにもよるので
とりあえず今後の情報には注意したい。
[追記2016.08.03]Kindle Unlimited始まりました!
しかし,まだ電子書籍に馴染みがないという人もいるかもしれない。
そこで今回は私のKindle活用法を紹介したい。
Kindleで買わない本とは?
まず,Kindleでどのような本を買うか,という点だが,
これについては,まず電子書籍ではまず買わない本を紹介したほうが早い。
逆に,以下の本以外は全て電子書籍で購入するメリットがある。
kindleで買わない本とは,ずばり「専門書」と「参考書」。
これらは読書というよりはむしろ辞書的に使う。
場合によっては付箋やドックイヤーでマーキングする。
電子書籍でもできないわけではないが,
「引く」という行為を前提とする本の場合は,
物理的に存在する方が圧倒的に効率が良い。
ただし,例外もある。
専門書でも,洋書とコンピュータ関連の本は別である。
洋書の場合,まずペーパーバックとKindleとの差額が邦書に比べて大きい。
また,Kindleの場合は意味の分からない単語を画面上で調べられるという利点は
かなり大きい。
私の場合,Kindle for Macで洋書の専門書を読み,
内容をEvernote等で整理する,という使い方が多い。
Kindle for Macでもう一つ便利なのがコンピュータ関連本。
テクニカルな本の場合,同じ画面上で操作やコードを見ながら
その場で使用する方が圧倒的に便利で使いやすいからである。
何よりコンピュータで扱われる技術は古くなるのも早いので
分厚い本を手元に置いておくメリットが少ないとも言える。
端末で使い分けるとKindleが活きる。
洋書やコンピュータ本のように
何かしらPC上でのアウトプットを前提とした利用方法の場合,
Kindle for Macは非常に便利。
このように,端末によって用途を使い分けできるのが電子書籍の良いところである。
例えばiPadのKindleでは雑誌を読むことが多い。
カラー写真があり,1ページあたりの情報量が多いので
このような場合には綺麗な大きい画面で見る方が良い。
あと,私はKindle Paperwhiteも所持しているが,
こちらはもっぱら活字を読むとき用である。
私の場合,小説を読むことは少なく,圧倒的に新書の割合が多い。
これらの本は「2度と読まないかもしれない」ことを前提にするが,
ひょんなことから2,3年前の新書の内容が気になることもある。
物理的に手元に置いておくほどではないような本はKindleで買うことが多い。
ちなみに,Kindle Paperwhiteを私が最も利用する場所はベッドである。
ベットで寝転んでいても片手でページ送りができ,
バックライトで明るいので全く読みにくくならない点は素晴らしい。
この点だけは物理的な本より勝る機能だと個人的に納得している。
Kindle Unlimitedへの期待と心配。
さて,読書が好きな私にとってKindle Unlimitedというサービスは
とても気になるわけだが,
特に興味があるのは,オーディオブックである。
私はこれまでにオーディオブックというのを使ったことがない。
というのも,もし仕事で通勤に電車を利用していたら使っていたかもしれないが
私の場合,クルマ通勤でしかも片道10〜15分程度と短いため,
オーディオブックを買うにはちょっとためらいがあった。
そのため,普通の活字本とともにオーディオブックを試してみたいという気持ちはある。
一方,いくつか心配することもある。
例えば,Kindle Unlimitedのユーザーになっている間に読んだ本は,
仮にそのあとUnlimitedをやめた場合には読めるのだろうか?
55000冊という数も始まってみないと分からないが,
ともかく今後のKindle情報には目が離せない。
もし,実際にこのサービスが始まって,良さそうであれば
Kindle Unlimitedの様子も後日報告したいと思う。