こんにちは、uru(@uru_)です。
待機児童問題や保育士不足のニュースは誰しも1度は耳にしたのではないでしょうか? けれど平成28年度(2016年)からこれまで年1回だった保育士試験が2回に変更になったことはあまり知られていないかもしれません。
2回目にあたる後期実施試験は7月に受験申請、10月に試験となっており,これには「地域限定保育士(仙台市・大阪府)」も含まれています。
私事ですが、実はこの後期実施試験に受験してみようと思っています。とは言っても、現在高校の教員として働いているため保育士として働く可能性はとても低いのだけれど。
保育士試験は幼稚園教諭を所有していると免除される科目がある
さらに、私事ですが、私は幼稚園教諭2種免許をもっています。
幼稚園教諭免許状をもっていると保育士試験の免除科目があります。具体的には一次試験の「保育と心理学」「教育原理」、そして、二次試験の「実技試験」です。実技試験はさらに「音楽表現」「造形表現」「言語表現」の3つのうち2つを選択しなければならないわけだが、実技試験免除のメリットはかなりデカいです。。
心理学も教育原理も十八番なので免除されても大してメリットはないが、実技がないとなると、ちょっと頑張ってみたくなります。
また、時期も個人的には嬉しい。春〜夏は仕事が忙しいため受験自体が難しいが、秋なら時間的に少しゆとりがある。
今の仕事には正直なんのメリットもないのだが、せっかくの機会だし、試しに受験してみようかなぁという気になってきます。
ただし、私のように幼稚園教諭のみ持っていて保育士も持っていない人は、保育士のみ持っていて幼稚園教諭を持っていない人よりは圧倒的に少ないため、どちらかといえば例外的です。それでも実施する側に負担の大きくなる年2回の試験実施は保育士不足を少しでも解消したいが、質は落としたくないという葛藤が伺えます。
今後需要が高まる可能性の高い「保育教諭」という仕事
ところで、あなたは「保育教諭」という言葉を知っていますか?
「保育教諭」とは幼保連携型認定こども園の職員のことであり、幼稚園教諭免許状と保育士資格の両方を有していることが原則になります。
保育士不足の解消も重要ですが、それ以上に幼児教育の充実も国の方針としては重要でです。
この2つの免許・資格の違いは一般的にはあまりよく知られていませんが、端的に言えば、幼稚園教諭は「教育」、保育士が「福祉」という点で異なり、そのルーツや成り立ちも全然違います。
しかし、幼稚園や保育園で働く職員のうち両方を有している者は全体の1/4程度。待機児童が増える一方で、定員割れを起こしている幼稚園。これをうまく活用するための1つとして認定こども園の拡充があっても、要であるヒトがいなければ始まりません。
おわりに:とりあえず学習してみることにする
最初にも触れたように、すでに私は教員として勤めているため、保育士を取ったところで資格を直接的に役立たせる機会は皆無です。
けれど、教育だけでなく福祉の観点から学習することで、より現在の児童福祉と学校教育について理解は深まるだろうし、多少は話のネタを提供することもできるでしょう。
7月1日(金)以降、いよいよ受験申請が始まるのでとりあえず今年は試しに受験してみることにします。
今後の展開に乞うご期待?
(続く)