こんにちは、uru(@uru_)です。バイク乗りならナビアプリ用やアクションカムのリモコン用としてスマホをホルダーにセットしたりマウントしたりする人、多いんじゃないでしょうか? この記事でもバイク用のホルダーについて何回か紹介してきました。
ただここであえて1つ加えたいことがあります。それは、日常用のスマホとは別にバイク用として2台目のスマホを検討してみてはいかがでしょうか? 特に個人的には中古のiPhone 7がおすすめです。
ライダーならバイク用スマホを用意すべき3つの理由
なぜ日常用途は別にバイク用スマホをお勧めするのか。その理由は3つあります。結論からいうと、下記の通りです。
- 落下して故障や紛失した場合の生活への支障が大きすぎる
- 中古スマホの入手が簡単で、高機能だから
- 格安SIMなら追加SIM運用のラーニングコストが低いから
落下して故障や紛失した場合の生活への支障が大きすぎる
もしバイクで走行中にスマホを落とし、故障したり紛失したりするとどういうことが起こるかというと、あなたは次のような対応を取らなければならなくなります。
- 動揺でパニックを起こしかけた心を必死で沈めながら安全に停車する
- 探す
- 紛失した場合は警察に遺失届を提出する
- 代わりのスマートフォンを手に入れる(有料)
- 携帯会社にSIMカードの再発行を依頼する(有料)
ちなみにこのリスト、全て私の実体験です。
スマホを落とした場合、膨大な時間的コスト、金銭的コストがかかります。もしスマートフォンのバックアップを取っていなかったら大事なデータは返ってこないし、そもそも上記3〜6は全て連絡先を聞かれますが、電話番号があっても電話がないという状況で袋小路に陥ります。さらにスマホがない期間はコミュニケーションも情報収集もできなくなります。
とにかく落とした時のコストが高すぎるんです。
それを考えたら、スマホをもう1台持つのは保険として考えれば大して高いものではないのです。
中古スマホの入手が簡単で、高機能だから
スマートフォンの所有率の向上により、中古スマートフォンもかなり多く出回っており、入手はとても簡単だし、価格もバイクギアの値段を考えたらそれほど高くありません。
後述しますが、個人的にはiPhone 7をお勧めします。普段はAndroidを使っているという人は、Androidでもいいとは思いますが、端末がOSの更新についていけなくなる場合もあるので要注意。その点はiOSの方がまだ安心できます。
格安SIMなら追加SIM運用のラーニングコストが低いから
2台目のスマホを持った場合、ナビアプリを使うなら通信環境も必要です。もしWi-Fiルーターを持っていたらそれを使えば良いし、なければ主端末のスマホのテザリングでつなげる方法もあります。
ただ、テザリングは主端末の電池の消耗が激しくなるので、個人的には格安SIMを追加で用意する方がどちらかというとお勧めです。
格安SIMの契約内容にもよりますが、データ用として追加SIM発行は、元々の契約内容のギガを分けることで通信量を抑えることができる場合が多いです。発行手数料や事務手数料は最初かかりますが、よくバイクを乗る人ならいちいち接続を乗るたびに切り替えるよりはるかに楽です。
バイク用スマホには中古iPhone 7がベストチョイス
もしバイク用として中古スマホを探すなら、iPhone 7がお勧めです。なぜかというと、
- ホームボタンがある
- そこそこ画面が大きい
- Apple Payに対応
- IP67等級の耐水性能と防塵性能
- 後継機のiPhone 8やiPhone SE2より安い
ホームボタンがある
私、普段はホームボタンのついていないiPhoneを使用していますが、バイクに関してはホームボタン付きを絶対にお勧めします。
だって、ライダーはヘルメットかぶるからFace IDでロック解除できません。
ホームボタンがない場合はスワイプしてロックを解除する動作もしますが、バイクに乗っている時だとホルダーから落ちる原因にもなりかねません。バイクに限っていえば、物理ボタンが最も安全です。
そこそこ画面が大きい
中古スマホなら探せばもっと安い機種もありますが、バイクに乗りながらスマホの画面を「チラ見」するならそれなりに画面が大きい方が良いです。
運転中の「携帯電話使用等(保持)」(通話や画面の注視)は違反減点3点、罰則は6か月以下の懲役または10万円以下の罰金です(2019年12月改正道路交通法)
バイクの場合は減点よりも事故に遭う方がはるかに怖いと思います。iPhone SEなど画面の小さいスマホは可能なら避けた方が良いでしょう。iPhone 7 Plusなどもっと大きい画面でも良いですが、今度はスマホホルダーやケースが対応しない場合もあったりします。そう考えると、iPhone 7あたりのサイズは色々都合が良いでしょう。
Apple Payに対応
電子マネーはグローブをつけざるを得ないライダーのためにあるようなものです。iPhone 6以下のモデルはApple Payに対応していません。
もしライダーなのに電子マネーを使っていなかったら、相当もったいないことしていますよ! ぜひこの機会に検討してみてください。
IP67等級の耐水性能と防塵性能
iPhone 7は防水・防塵性能があります。雨対策はほぼ必要ありません。まぁ雨が降ったらどのみち画面は見えませんが・・・
後継機のiPhone 8やiPhone SE2より安い
先に挙げた4つの項目を満たしている機種で、もっとも古いのがiPhone 7です。
ちなみに中古スマホは、SSランク(未使用品)、Sランク(新品同様)、Aランク(程度が良い・良好)、Bランク(多少の傷や汚れがある)、Cランク(目立つ傷や汚れがある)、Jランク(ジャンク品)といったように、ランク付があります。
バイク用としてならBランクがお手頃です。Bランクは画面にひび割れがない最低レベル。どうせバイクでこき使うなら、最初から小さな傷が入っているくらいの方が精神的には遠慮なく使えます。といっても、ランクはあくまで目安に過ぎませんので、購入の前ショップに状態を確認することを強くお勧めします。
おわりに:スマホはれっきとしたバイクギアです(断言
「いや、俺ガラゲーだから」
「地図派なんだよね」
という方にはスマホはいらないです(私も地図だけでツーリングを楽しむこともよくあります)。
でも、スマホがあることでバイクの楽しみ方はかなり幅が広がるのも事実。しかし使用環境がどうしても過酷なので、ちゃんとバイクギアとしてスマホを買い、使い倒すという発想があっても良いと私は思います。リスクヘッジだけが目的ではないんです。
もしバイク用スマホをほんの少しでも検討している方に、この記事がお役に立てば幸いです。