こんにちは、高速道路で走行中にスマートフォンがホルダーから落っこちて大変な目にあったことがあるuru(@uru_)です。
どんな大変な目に合うかはこの記事の後半に紹介しますが、一番良いのは落下させないことです。そのためにこの記事では、バイクで高速道路に乗るつもりがあるライダーにスマートフォンケースごと固定することを強く推奨します。
スマートフォンホルダーを過信すべきではなかった
このブログでは以前「バイクにスマートフォンホルダーとUSB電源はもはや必需品です」という記事を書いたことがあります。
主張自体は今でも変わらないのですが、その時点ではどのスマートフォンホルダーが良いかについては触れていませんでした。
上記の記事を書いた当時使っていたのはTiakiaのスマホホルダーでした。ただし素材がプラスチックで、使用していくうちに劣化したのかネジや緩みやすくなりました。そこで次に使ったのがデイトナのスマホホルダーです。
デイトナのスマホホルダーは、少なくとも一般道を走る程度なら十分しっかりと固定してくれていたので、結構気に入っていました。
が、ある日バイクで高速道路に乗って100 km/hで走行していたとき、スマホホルダーが振動していることに気がつきました。そして次の瞬間、ポロっとスマホが落ちて、視界から消えていきました。
その時の動揺は今でも忘れられません。高速道路ですから、止まるわけにもいきません。どうなったのかは後半でお伝えするとして、後日スマホはホルダーで固定するのではなく、「QUAD LOCK」のスマホケースごと固定するようになりました。
スマホをケースで固定するQUAD LOCKは高速道路でも微動だにしない
スマホケースでスマホをバイクに固定するキッドはいくつかのメーカーが出ています。はこのジャンルの中では比較的古くからあるキッドで、若干入手しにくいところがあるものの、パーツの選択肢が豊富です。既にレビューも多いことから、私はQUAD LOCKを選びました。装着するスマホはバイク用に中古iPhone 7を買いました。
ケースはこんな感じで、真ん中にマウント用のロックで使用する溝が空いています。
ケースはiPhoneのサイズにぴったり作られていて、ケースからiPhoneが落ちることはまずないでしょう。ただしそれは、ケースを繰り返し取り外すには向いていないという意味でもあります。
横から見ると溝が膨らんでいます。なので、バイクに乗らない普段使いのiPhoneとしてはもはや不向きです。
一方、マウント用のキッドには、バイクハンドルの太さに合わせて調節できるようパーツが複数入っています。
説明は英語ですが、図があるのでわかりやすいです。
実際にバイク(レブル250)に装着した様子がこちら。iPhoneをマウントしていない状態では目立たず小さいのが特徴です。この点は通常のスマホホルダーよりもスマートです。
さらにiPhoneを専用ケースでマウントすると、さらにスマートな見た目になります。余計なものがついていないので、ナビアプリがとても見やすいです。ただし、QUAD LOCKは結構高価なので、見た目がスマートというだけでは購入には抵抗があるでしょう。
やはりその特徴は、固定した時の尋常じゃない安定性です。マウントがしっかり装着さえされていれば、高速道路で風が直接当たっていてもビクともしません。停車時にスマホを操作しても、スマホがグラグラ動いたりすることも全くありません。言葉の上ではこの程度しか表現できませんが、固定の安定性はスマホホルダーを使った場合とでは全く違う次元と言っても過言ではありません。
もし高速道路で走行中にスマートフォンを落とすとどうなるか?
最後に私の恥ずかしい経験をお話しします。QUAD LOCKのようなケースでマウントして固定するホルダーを買おうかどうしようか考えている人は、この話が参考になれば幸いです。ちなみにもし過去の私と話ができるなら、QUAD LOCKを全力で勧めます。
もし、高速道路で走行中にスマートフォン(主に使っている電話端末)を落とすと、以下のようなことを最低限しなければなりません。
- 動揺でパニックを起こしかけた心を必死で沈めながら安全に走る
- 次のSAかPAで停車する
- 非常電話で、道路管制センターに連絡する
- 警察に遺失届を提出する
- 代わりのスマートフォンを手に入れる(有料)
- 携帯会社にSIMカードの再発行を依頼する(有料)
ここまでが最低限の話。当然お金もかかりますが、もしスマートフォンのバックアップを取っていなかったら大事なデータは返ってこないし、そもそも上記3〜6は全て連絡先を聞かれますが、電話番号があっても電話がないという状況で袋小路に陥ります。一言に、最悪の状況です。あと、遺失届を書く際の警察官の哀れなものを見るような視線に死にたくなりました。
私は同じ状況を他の人に経験して欲しくありません。心の底からそう思います。
おわりに:スマホマウントは保険程度と思え
私はこの痛々しい経験の結果、バイクで高速道路に乗るならスマホはケースごと固定した方が良い、という教訓を得ました。
自分は大丈夫と思うのも結構です。が、もしあなたがまだスマホを落下させたことがない人であれば、落とした時の膨大なコストに比べたら、圧倒的に安い保険として、もう一度私はあなたに勧めます。別にQUAD LOCKでなくても良いから、一度真剣に考えてみてください。
とはいえ、QUAD LOCKといえど、落下しない可能性はゼロではありません。ですから、バイクツーリングを楽しむ人には、次のものもおすすめします。
- 紙の地図も持参しましょう(地図や連絡先が役に立ちます)
- 家族や頼れる友人の電話番号を紙に書いておきましょう(電話をするため)
- 小銭を持ちましょう(公衆電話を使うため・最悪人のスマホを借りましょう)
- スマートフォンは定期的にバックアップを取りましょう
- できればバイク用のスマートフォンを持ちましょう(痛みを小さくするため)